MENU
めっしー
病的なあがり症×アマオケ主席奏者/歌のテストで緊張しすぎて倒れ、保健室に搬送/小学校のリコーダーのテストで緊張のあまりリコーダーを落とした経験/なのにヴァイオリンを始める→プロを輩出する門下で学ぶ、ヴァイオリン大好き→緊張で人前で演奏できない→試行錯誤→本来の演奏ができつつある→さらに研究中(←今)/緊張で悩む演奏家のブログ【ヴァイオリンと緊張のためのソナタ】を運営/Twitterではあがり症に役立つ内容を発信(@messi_agarisyo)/めっしーの詳細なプロフィール記事はこちら/全米ヨガアライアンス200時間(RYT200)修了JADP認定マインドフルネススペシャリスト/JADP認定スポーツメンタルトレーナー

パガニーニカプリースより第1番の弾き方【ヴァイオリンレッスンメモ】

  • URLをコピーしました!
この記事のまとめ
  • パガニーニカプリースより1番の弾き方について解説!
  • 左手は指のくっつく離れるで考える、できるだけシンプルに
  • アルペジオの跳ばし弓は中先で、弓を軽ーくもって、G線をチョンって叩く感じ
  • 著者めっしーが実際にレッスンを受けた内容です
困った人

パガニーニのカプリース、めっちゃカッコいい!
You Tubeで何回見たか、わからんぐらい
弾きたすぎて、パガニーニカプリースの楽譜、勢いで買ったんだけど、1番からわけわかんない(笑)
誰か助けてー

この記事では、こんなお悩みについてお答え染ます

  • この記事の信頼性
著者めっしーのプロフィール
・アマチュアヴァイオリン奏者、ヴァイオリンは大人から(18才から弾いています)
・プロを輩出している門下で学ぶ(鷲見三郎先生の流れになります)、先生は世界3大オーケストラの元ヴァイオリン奏者
・N響奏者の方や、プロオケ主席奏者の方からレッスンを受けた
・アマオケの2ndヴァイオリンでトップ奏者してた
・今はヴァイオリンがもっと上手くなりたくて、個人レッスンをメインに。あと、室内楽をちょこちょこ、ヴィオラも弾いてる
・超ビビり&超あがり症。超ビビりな自分に悩み過ぎて、カウンセリングを受けたことも
・バッハのシャコンヌを発表会で弾いた時、緊張しすぎて、空中分解した経験あり

Twitter(@messi_agarisyo

この記事の内容はプロ養成門下で学んだ著者めっしーが、実際にレッスンを受けたときに教えていただいた内容を参考にまとめています。
レッスンを受けた先生はヴァイオリンの著書も出版している先生です。

こんにちは、超絶緊張しいヴァイオリニストのめっしーです

パガニーニカプリース、1番から激ムズです

生半可ななまはんか実力(ぼくも)で挑むと、はじき返される

お前なんか、まだ早いって言われてる感じ。

ヨメ猫

だからと言って、あきらめるのはちょっと待った!

パガニーニはヴァイオリンの神様

せっかく楽譜もかったんなら、少し神様に触れてみてもいいんじゃないかと思う。

怖いものみたさに。

この記事では、パガニーニのカプリースに片足を突っ込んでしまったあなたのために、カプリース1番の弾き方についてお話しようと思う。

実際に、ぼくめっしーがレッスンを受けた内容を中心お話します

めっしー

レッスンを受けた先生は、本も出版されている先生。信頼性はボチボチ高いんじゃないかと思う。
ぜひ最後まで読んでみてくださいっ

読みたい場所をクリック!

パガニーニってどんな人?

Wikipedia”ニコロ・パガニーニ“より引用
ヨメ猫

おに難しいカプリースを作曲した、パガニーニってどんな人だったの?

パガニーニは、天才ヴァイオリニストと呼ばれた人

ヴァイオリンが上手すぎて、悪魔に魂を売ったとまで言われた

パガニーニの足が床にちゃんとついているかを身に来る人までいた

十字架じゅうじかを切る人までいた

ヨメ猫

なんで、パガニーニは悪魔的にヴァイオリンが上手くなったの?

パガニーニが、ヴァイオリンを上手くなった一番の理由は、パガニーニの父親の存在

パガニーニのお父さんを、一言でいうとクソ親父オヤジ

パガニーニの父親は、金欲しさにパガニーニにヴァイオリンを仕込む

上手く弾けないようなら、怒鳴どな

ひどいときには食事抜き

かなりのサイコパスな父親

めっしー

今なら虐待レベルやん

でも、そんなサイコパスな父親のおかげで、パガニーニの才能が開花していく。

一時期、ちゃんとした先生に習ったんだけど、半年ぐらいでレッスンをやめちゃう

理由はもう学ぶことがなくなったから

パガニーニ

簡単すぎてつまらん

あとはほとんど独学、

簡単すぎてつまらなくなったパガニーニ、自分でオリジナルの曲を作曲する

そのオリジナルの曲の一つが、24曲のカプリ―ス

当時なかった、パガニーニオリジナルのテクニックが、ふんだんに盛り込まれている曲集

パガニーニが生み出したテクニックによって、ヴァイオリンの表現の幅が大きく広がって、今残ってる多くのヴァイオリン曲に使われてる

パガニーニっていう人は、ヴァイオリンのベースというか、下地というか、基本を作った、ヴァイオリンの神様みたいな人

ヴァイオリンをもうめちゃくちゃ良く知っている人、ヴァイオリンの神様みたいな人が作曲したのが、この24曲のカプリース。

あわせて読みたい
悪魔と言われたパガニーニ【名曲とともに波乱万丈の生涯を追う】 この記事のまとめ ヴァイオリニストを目指す誰もが通る道、『24のカプリース』を作曲したパガニーニとはどんな人だったのか? 悪魔と呼ばれ、ヨーロッパ中を熱狂させた...

カプリース1番ってどんな曲なの?

ヨメ猫

カプリース1番ってどんな曲なの?

カプリースの1番を一言でいうと、アルペジオの跳ばし弓の曲

パガニーニカプリース1番は、アルペジオの飛ばし弓がテーマ

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾いたことがあるなら、あ、なんかやったことあるってなると思う

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のアルペジオの跳ばし弓の譜面

アルペジオの飛ばしだけでも弓のコントロールが難しいんだけど、左手も超超超難しい

冗談じゃないぐらい左難しいんですよ

何が難しいかっていうと、音がどこにあるのかわからなくて、パニックになる(笑)

例えば、カプリース1番のこの譜面↓

パガニーニカプリースより第1番の譜面。
アルペジオで弾くから、ソ#はG線、ミはD線、シはA線、高いソ#はE線で音を取る

アルペジオの途中でポジション移動する時間なんてないから、1つのアルペジオを弾く間は、同じポジションで弾く

例えば上の譜面の1小節目だと、同じポジションのまま、ソ#をG線で押さえて、ミをD線で押さえて、シはA線、高いソ#はE線で取る

で、ほとんど使わないポジションすぎて音がどこにあるのか、わからなくなる

ヨメ猫

迷子の迷子の子猫ちゃん状態(笑)

右手より、左手の方が死ぬかな(笑)

話はちょっと変わるんだけど、カプリース1番はピアノの貴公子、リストによってピアノに編曲されている

リスト

私はピアノのパガニーニなる!

めっしー

せっかくなので、リストがカプリース1番を編曲した、ピアノ版も聞いてみよう

カプリース1番の弾き方

カプリス1番を練習するときのポイントは2つ

  • 左手は指のくっつく離れるで考える
  • アルペジオの跳ばし弓は中先で、軽く弓を持って、G線をチョンって叩く
めっしー

それぞれ詳しくみてみよう

左手は指のくっつく離れるで考える

左手は指のくっつく離れるで考えることが大事

指のくっつく離れるを考えて、弦を押さえている

左手の指のくっつく離れるで考えると、難しい音符の並びを、3つの指の幅がくっつくか離れるだけで考えることができる

3つの指の幅が、くっつくか離れるだけって考える

難しい音の並びが、とてもシンプルになる。

ヨメ猫

カプリース1番の譜面を見て考えてみよう

実際に譜面を見て考えてみよう

カプリス1番の7小説目

左手の最大の難所

パガニーニカプリース1番の譜面、7小節目から12小節目をピックアップ
・7小節目からの左手が超ムズイ

もうなんのこっちゃって感じなんだけど、左手のくっつく離れで考えるとシンプルになる。

7小節目のレ♯からのアルペジオは、1と2がくっついて、3が離れる形、8小節目のミからのアルペジオは1と2が離れて2と3の指がくっつく・・・

パガニーニカプリースより第1番の譜面、7小節目、8小節目をピックアップ。
7小節目のレ♯からのアルペジオは、1と2がくっついて、3が離れる形、8小節目のミからのアルペジオは1と2が離れて2と3の指がくっつく形

オクターブがついてる10小説目なんて、難しそうだけど、全部離れる形って思っておくと、だいぶシンプルになる

パガニーニカプリースより第1番の譜面、10~12小節目をピックアップ。
・10小節目から12小節目は、指と指の間は全部離れる
指と指の間が全部離れる関係

何も考えずに弾けるっていうか

めっしー

こんな風に難しい音符を、指のくっつく離れるに翻訳していく。
ずっと弾きやすくなると思う

アルペジオの跳ばし弓は中先で、軽く弓を持って、G線をチョンって叩く

アルペジオの跳ばし弓、サルタードとも言われるんだけど、弓の中よりちょい先を使って跳ばす

中より先を使って弓を跳ばす

そして弓は軽く、軽く持つ

弓が跳ねたいーっていうのを止めないように。

あとはG線を弾く時に、チョンってたたいてあげると勝手に弓が跳ぶ感じ

・中より先弓で
・G線を弾くときに、下に叩いて勢いをつける感じ

右手の人差し指のチカラを抜いていくと、勝手に弓が跳ねる感覚がわかりやすいかも

うまくないけど、こんな感じです↓

ヨメ猫

左手のチカラを抜くとうまく行くときもあるみたい

めっしー

左手と右手は繋がっているから、左手のチカラが抜けると右手のチカラも抜ける

まとめ:難しい音符をいかにシンプルにできるか

本記事をまとめます

  • 左手は指のくっつく離れるで考える
  • アルペジオの跳ばし弓は中先で、軽く弓を持って、G線をチョンって叩く

左手はどうやってシンプルにするか、これに尽きる

なんじゃこりゃーっていう音符をどうやったらシンプルに考えられるか。

右手は軽く、軽く。

弓の跳びたいっていう気持ちをおさえこまないように。

練習始めた瞬間に絶望するかもだけど(ぼくは楽譜を放り投げた)、ぜひチャレンジしてみよう

【名演を聴けば上手くなる】参考になる演奏

ヨメ猫

パガニーニ・24のカプリースのおススメ演奏を載せておきますね

五嶋みどりさんのパガニーニ:カプリース

五嶋みどりさんのパガニーニカプリースが、一番のおススメ

五嶋みどりさんは日本を代表する天才ヴァイオリニスト

『日本人ヴァイオリニストの頂点=五嶋みどりさん』と言っても良いぐらい

この演奏↓は五嶋みどりさん17歳の録音になります

10代とは思えないほどのテクニックはもちろん、音楽性がもう素晴らしい

めっしー

五嶋みどりさんの美音、そして芯のある音楽性を存分に味わえる演奏かな

神尾真由子さんのパガニーニ:24のカプリース集

もう一つのおススメ音源は、神尾真由子さんのパガニーニ

神尾さんの演奏を一言で言うと、熱い、めっちゃ熱い

一音一音にパワーがみなぎってる、そんな演奏

個人的には、こういう熱い演奏好き、コッテリ系というか

めっしー

神尾さんの演奏はホントに熱い演奏、力みなぎってる演奏。
一音一音、いっぱいいっぱい歌うのが好きっていうときは、けっこうハマると思う

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ヴァイオリン歴15年×病的なあがり症×アマオケ主席奏者してた/歌のテストで緊張しすぎて倒れ、保健室に搬送/小学校のリコーダーのテストで緊張のあまりリコーダーを落とした経験/なのにヴァイオリンを始める→プロを輩出する門下で学ぶ、ヴァイオリン大好き→緊張で人前で演奏できない→試行錯誤→本来の演奏ができつつある→さらに研究中(←今)/緊張で悩む演奏家のブログ【ヴァイオリンと緊張のためのソナタ】を運営/Twitterではあがり症に役立つ内容を発信(@messi_agarisyo)/めっしーの詳細なプロフィール記事はこちら/全米ヨガアライアンス200時間(RYT200)修了/JADP認定マインドフルネススペシャリスト/JADP認定スポーツメンタルトレーナー

読みたい場所をクリック!