- モーツアルト、ヴァイオリン協奏曲3番、1楽章の弾き方について解説!
- 著者めっしーが実際にレッスンを受けた内容。先生は音大で教えてらっしゃる先生です。
- 一番心に残ったこと。モーツアルトにないがしろにして良いところなんてない。全部歌う。
- あとは、コマよりで弓を使うってことかな。基本的なことを考えるのにも、とても良い曲

モーツアルトのヴァイオリン協奏曲3番を練習するときに、何を考えて練習したらいいのー?
本記事ではこんなお悩みを解決します
- 本記事の信頼性


Twitter(@messi_agarisyo)
・大人からヴァイオリンを始めた(18才から)、15年目
・プロ奏者を輩出してる教室に通った
・今、チャイコンとパガニーニのカプリース弾いてる。
・プロのオーケストラのトップ奏者、NHK交響楽団(NHKでよく見るオーケストラ)奏者の方など、日本のトッププロから指導を定期的に受けている
・アマチュアオーケストラで、トップ奏者してた(会社でいう部長クラス?)
こんにちは、超絶緊張しいヴァイオリニストのめっしーです
今回はモーツアルト作曲、ヴァイオリン協奏曲3番の1楽章の弾き方についてお話します。
本記事の内容は著者めっしーが実際にレッスンを受けた内容を中心にまとめています。
ご指導いただいた先生は大学でヴァイオリンを教えている先生です。



信頼性は高いと思います。ぜひ参考にしてみてください。
モーツアルト ヴァイオリン協奏曲3番 1楽章の弾き方。



モーツアルトのヴァイオリン協奏曲3番、1楽章を練習するときに、どんなことを考えたら良いか、お話ししますね。
ヴァイオリンソロの最初の重音は、2本の弦をつかんでから(38小節目)
ヴァイオリンソロの冒頭の重音。


ここのポイントは、
- D線、A線をちゃんと掴んでから弾き始める
- 弓を置く位置は、指板と駒の真ん中ぐらい


D線、A線に弓を置く。
弓をおく位置は、指板と駒の真ん中ぐらい。


弓がD線、A線を掴んでいることを確認して弾き始める。



指板の方に行っちゃうと、音が弱々しくなっちゃう。
付点四分音符と16分音符の間はあける。でもアクセントはつけない(38小節目)
重音のあとの付点四分音符と、16分音符の間は空ける。


ほんのちょっと弾き直す、って感じ。



引き直すんだけど、アクセントがついて汚くならないようには注意
2分音符は胸を開くように(42小節目)
42小節目の二分音符は胸を開くように弾く。


2分音符の後の16分音符のラに向かうように、って感じ。堂々と。
7つの八分音符は方向性を持って(44小節目)
44小節目の7つの八分音符は、方向性を持って。


“レ”の音に向かう感じ。
2小節の大きなフレーズで(45〜46小節目)
45〜46小節目の”付点四分音符 + 八分音符”のスラーの連続は、2小節の大きなフレーズで。


スラーごとに弾くんじゃなくて、2小節で大きく歌っていく。
ド#に向かって(51〜52小節目)
51〜52小節目の音符は、ド#に向かうように。


ド#に向かって弾き込んでいく感じ。
キビキビと堂々と(54~55小節目)
54~55小節目はキビキビと、堂々と。


バリっと弾く感じ、ですね。
3つの音符でちゃんと音楽を作って。ないがしろにして良いとこなんてない(62小節目)
62小節目の何気なーい音符の並び。
気を抜かずに音楽を作る。


一つ一つ弾くんじゃなくて、付点四分音符の”ミ”の音に向かう感じ。



モーツアルトにないがしろにして良いところなんてない、って教えていただきました。全部歌う。
最初の八分音符を歌って(65小節目)
65小節目の八分音符スラー。
ここは最初の八分音符を歌う。


最初の八分音符で弓を使ってあげる感じですね
<>を作って(78〜79小節目)
78〜79小節目の音階から始まるところは、クレッシェンド、デクレッシュエンドを作る。


最初は指板の上でも良いけど、頂点のレの音は出来るだけコマよりで。
16分音符は弓使って(85〜86小節目)
85〜86小節目の16分音符スラーは弓を使う


ちまちま弓を使うんじゃなくて、たくさん弓を使った方が響きのある音が出る。
16音符のデタシェは弓使う。そっちの方がいい音だよ(89小節目)
89小節目の出たデタシェは弓を使う。


まずはゆっくり、大きな弓で練習する。
テンポを上げて、テンポを変えずにできるだけ大きな弓を使う感じ。
低いラの音は大切なおと(90小節目)
90小節のG線のラの音は大切な音。


たっぷり楽器を響かせて。
四分音符を捕まえて。たっぷり響かせてジャンプ(92小節目)
92小節目、16分音符の移弦の連続のあとの四分音符は響かせる


四分音符をきっかけにジャンプする感じ。
16分音符は弓使う。89小節目と同じです(106小節目)
106小節目の16分音符も、89小節目と同じく弓を使う。


弓をちまちま使わない。テンポの中で使えるだけ弓を使います。
八分音符は均等に(121〜122小節目)
121〜122小説目のスラーの連続は、スラーの2つの音を均等に弾きます


ここはバリっと弾く。続く甘いメロディーと対比がつくように(136〜137小節目)
136、137小説目はバリっと弾く。
この後に甘いメロディーが続くから、対比がハッキリつくように


四分音符はスタッカート。冒頭の音楽に戻るからね(152小節目)
152小説目の四分音符はスタッカートで。


ここから冒頭のいきいきとしたメロディーに戻る。
いきいきとした感じを出すために、アクセントで弾く。
柔らかい、硬い、柔らかいの切り替えを意識して(175〜176小節目)
175〜176小節は柔らかい、硬い、柔らかいの切り替えを意識する。


最初は柔らかく、レガートに。
真ん中のラ、ソは硬め。くさびついてるしね。
そして、また柔らかく。
八分音符スラーの最初は歌う。でも弓を一気に使いすぎない。最後の音が歌えないからね(183〜184小節目)
183〜184小説目のポイントは、
- 八分音符スラーの最初の音を歌う、弓使う
- ただ最初に弓を使いすぎて、弓が足りなくならないように




八部音符スラーの最初の音を歌う。
ただ、最初で弓を使いすぎないのもポイント。
ミの音が歌えなくなっちゃうから。
ミを弾くために弓を残しておきます
アップに行くにつれて重さを乗せて。歌うためにね(198〜199小節目)
198〜199小説目の16分音符スラーは、最後の16分音符まで全部歌う。


先弓に行くと音が抜けがち。
先弓に行くにつれて重さを乗せて、音が抜けないように。そうすると最後の16分音符まで歌えます。
ここでは移弦しない。E線一本で弾く(210小節目)
210小説目の16分音符スラーは移弦しないように。





ぼくは3の指でポジション移動してる


そんな指板で弾いたら音でないよ。コマよりで。あと発音はっきり(カデンツァ6小節目)
カデンツァの6小説目。
ポイントは、
- コマ寄りで
- 発音ハッキリ、一つ一つの音にアクセントつけて


指板の方で弾いたら音出ません。コマ寄りで弾く。
いい音を聴こう。浴びるように聴こう



ヴァイオリンが上手くなりたい。
そんなときは、良い演奏を聴こう。浴びるほど聴こう。
頭に良い音がないと、良い音に近づけない。
You TubeでもCDでも良いです。どんどん聴こう。
スマホにアプリなんか入れても良い。空き時間に聴けるから。
>>Apple Music(スマホがあればすぐに曲をダウンロードできて、聴ける)



モーツアルトは誰の演奏が良いの?
モーツアルトで外せないヴァイオリニストがいて、グリュミオーという人。
ベルギーのヴァイオリニスト。美音で知られる人。
モーツアルトの名演は?と聞かれたら必ず入ってくる人。
まずはグリュミオーの演奏を何度も聞いてみよう。
モーツァルトのことを知っておこう
モーツァルトってどんな人だったんだろうか、?
ひとことで言うと、子供の心のまま大人になった人。
悪く言えば、世間知らず、



よく言えば、あまりにも純粋。
モーツァルトは幼いころから天才と言われ、神童だった。
その立役者になったのがモーツァルトのお父さん、レオポルド•モーツァルト。
モーツァルトのお父さん、けっこう厳しくて、しっかりした人で、モーツァルトの周りのこと、全部やっちゃうんだよね、
で、モーツァルトは音楽に没頭できたんだけど、社会の波に呑まれずに育つ。



世間知らず。
でも、社会の波に呑まれなかったおかげで、心は純粋なまま大人になることができた
子供のような純粋な心があるからこと、こんなにも純粋で美しい音楽が書けたんだと思う。


めっしーのヴァイオリン教室【大人から始めた初心者限定のヴァイオリン教室】


この記事の著者、めっしーのヴァイオリン教室の特徴
- 大人からヴァイオリンを始めた、初心者限定のヴァイオリン教室
- 18才からヴァイオリン始めた、ぼくめっしーがレッスン
- アマチュアオーケストラでトップ弾いたり、室内楽弾いたり、今はレッスンで超難曲のパガニーニのカプリースさらってる
- 大人から始めたんだけど、プロを輩出する門下で学ぶ
- プロを輩出する教室で学んだことをベースにレッスン
- あなたと同じくヴァイオリンを始めたからこそ、伝えられることがある
- 大人から始めた難しさ、苦労、とってもわかるし、ちょっと先を行ってるからこそ、どうやって壁を乗り越えていったかお話できる
- しっかりあなたと向き合って、話して、レッスンしたいと思ってます
- 朝レッスン 6:00~(おそらくここの教室だけ)
- 学生割引あり
大人からヴァイオリンを始めたんだけど、なんか上手くならない
そんなときに力になれないかな、と思ってる



あなたと同じく、大人からヴァイオリンを始めたからこそ、共感できるし、解決できる部分、いっぱいある


無料ヴァイオリン相談【どんな簡単な質問でもOKです】
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下のLINEかお問合せ、twitterにメッセージいただければ、基本的になんでもお答えいたします
ヴァイオリンについて悩んでること、どーでもいいこと、簡単なこと、レッスンやってるみたけど実際どうなん?とか、なんでもOK



できる限り、丁寧にお返事させていただきます
緊張・アガリに悩むヴァイオリン弾きのためのヨガ教室


あんなに練習したのに。
本番になると、まったく何もできない
震える右手、外れる音程
1つの解決方法がヨガ。
ヨガは、心をコントロールする練習だから。





ぼくも緊張・アガリで悩んで試行錯誤してきた。
その中でヨガに出会った。