こんにちは、あがり症のヴァイオリニストこと、めっしーです。
ここ数年、パガニーニの24のカプリースをレッスンで見て頂いていました。
ほとんどの曲はちゃんと弾けたわけではないのだけれども、ひとまず一周、24曲ぜんぶ音にしてみた。
その感想とかお話しようかと思います。
パガニーニのカプリースの書き込み楽譜
私の使ってい書き込み写真です。
パガニーニの1番は激むずです。1番からさらい始めると挫折する。。。(私は13番からさらい始めました)












パガニーニカプリースは13番から練習し始めて、個人的には想い入れのある曲↓











ずっと弾きたかった憧れの曲↓

感想;ふつーに大変でした

ぜんぶ弾いてみて、まず、
大変でした。
レッスンのたびにヘロヘロになりながらさらっていきました。
まったくオススメしません。。
カイザーもクロイツェルもドントもローデも大変でしたが、その比ではありませんでした。
独学では無理というか、(少なくとも意思の弱い私は)数曲で挫折する。
曲からヴァイオリンの弾き方を教わった気がする。

パガニーニをさらってみて、大変だったんだけれど、曲からヴァイオリンの弾き方、みたいなものを教わった気がする。コツみたいなもの、でしょうか。
パガニーニは変な力みがあると弾けない。
逆に適度に緊張して、適度にリラックスして、そんな状態だと弾きやすい。
パガニーニだけじゃなく、ほかの曲にも当てはまるんだけれども、とくにパガニーニは力んだりすると、まったく弾けなくなる。
上手く体が使えてないと、ただでさえ難しいのに、もっと難しくなる。
パガニーニを弾くと、嫌でも体の使い方が上手くなって、ほかの曲を弾くときも楽になった気がする。
パガニーニはヴァイオリンの神様なんだなと思った。

パガニーニはヴァイオリンの神様なんだなーとしみじみ。
ヴァイオリンには二大聖典がある。いろんな曲の基盤となっている曲。
ひとつはバッハの無伴奏曲。
もうひとつがパガニーニの24のカプリース。
バッハの無伴奏は旧約聖書、パガニーニのカプリースは新約聖書、なんていわれたりする。
弾いてみて、なんでパガニーニのカプリースが新約聖書なんて言われるのか、神様のような存在なのか、ほんの少しわかった気がする。
パガニーニの譜面は難しい。
難しいんだけれども、体に無理がないように書かれている。
手をガッって開いたり、手をキュッと縮めたり、結構シンプルな動きというか、そんなイメージの方が弾けたりする。一音一音弾くんじゃなくて、手のまとまりで弾く、みたいな感じ、自然な感じ。
これって、ヴァイオリンについて、かなり知ってないとできないこと。
これだけの音符について、自然な音の並びにするのは宇宙人みたいな人しかできないんじゃないかと思う。そして音楽的、音の並びも美しくて、パガニーニって神様、なんだなと。
パガニーニ、ずっと憧れてて、もっと好きになった。
ずっと憧れの曲があって、ヴァイオリンを始めたときからいつかは弾きたいっていう曲があって、それがパガニーニカプリースの24番でした。
初めはヴァイオリンの王と呼ばれたハイフェッツから始まり、いろんな演奏家を聞きまくって、いつかはと思っていて、そういう曲が音を並べるだけでも嬉して。
24番だけじゃなくて、パガニーニのカプリースって、歌コゴロのある曲で、イタリア生まれのヴァイオリニストだからこそかもしれないけど、気持ちを素直に表現しているというか、11番とか、そういう曲かな。
動画上手い表現が見つからないけど、ヴァイオリンの性能をフルに使った美しい曲があって、こんなに良い曲だったんだって思う曲があって、パガニーニがもっと好きになれたかな。
二周目のスタート
パガニーニの24のカプリース、一周りはしたんだけれども、まだまだ学ぶことはたくさん多くて、レッスンでは、二周目に入ります。
二周目を通して、すこしでも新しいものを感じられたら。
