パガニーニカプリースより第21番の弾き方【ヴァイオリンレッスンメモ】

この記事のまとめ

パガニーニが作曲したカプリース第21番の弾き方について徹底解説!

この記事の著者めっしーが、実際にレッスンで教えていただいた内容を中心にまとめています

レッスンをしていただいた先生は、ヴァイオリン関連の本を出版されている方で、信頼性の高い内容です

ヨメ猫

パガニーニのカプリース21番を練習してるんだけど、何に注意して練習したらいいんやろ?

こんにちは、超絶緊張しいヴァイオリニストのめっしーです

今回はパガニーニカプリースから第21番について解説しています

カプリース第21番はとにかく甘い、甘すぎる

イタリア人の情熱的な恋心を歌った曲です、イタリア人の恋愛かん垣間かいま見ることができる、カプリースの21番は、

この記事ではパガニーニカプリース21番がどんな曲なのか

そして、どんなことを考えて練習していけばいいのか、そんなことを掘り下げてお話していきますね

この記事の信頼性

実際にレッスンいただいた内容を中心にまとめています
レッスンいただいた先生はヴァイオリン関連の本を出版されている方です

信頼性の内容ですので、ぜひ参考にしてみてください

この記事の執筆者

この記事の著者めっしーのプロフィール
・アマチュアヴァイオリン奏者、ヴァイオリンは大人から(18才から弾いています)
・プロを輩出している門下で学ぶ(鷲見三郎先生の流れになります)、先生は世界3大オーケストラの元ヴァイオリン奏者
・N響(日本のトッププロオケ)奏者の方やプロオケの主席奏者(←現在進行形)の方からレッスンを受けた
・アマオケで2ndヴァイオリンのトップ奏者をしてる
・トップ奏者なのに超ビビり&緊張しい
・超ビビりな自分に悩み過ぎて、カウンセリングを受けたことも
・バッハのシャコンヌを発表会で弾いた時、緊張しすぎて、空中分解した経験あり

Twitter(@messi_agarisyo

めっしー

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パガニーニってどんな人?

悪魔のイメージ

パガニーニは悪魔と言われたヴァイオリスト、そんぐらいヴァイオリンが上手かった

なんでヴァイオリンが悪魔と言われるぐらい上手くなったか?、

パガニーニの才能もあるが、頭のネジがぶっ飛んだ父親の影響が大きい、

パガニーニはヴァイオリンが上手く弾けないと、父親に怒鳴られ、けなされ、、食事を与えられないことも、

そんなこんなでパガニーニは超一流のヴァイオリニストとして、世界中に名前をとどろかせることになる

パガニーニと切っても切れないのは恋、

熱烈ねつれつな恋愛をしたよう、

パガニーニはイタリアのジェノバ生まれ、それはもうイタリア人らしく激しい恋をしたんだと思う、ねっとりとし恋をしたんだと思う

愛する気持ちを伝えたい、そのために曲を書き、ヴァイオリンをかなでる

部屋に広がる甘いメロディー

パガニーニの音楽に耳をかたむける若い娘、そして静かに目を閉じる

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パガニーニカプリースの21番ってどんな曲?

『愛』のイメージ

カプリース21番は何といっても『愛を伝える歌』

もうねっとりとした愛を伝える、The・イタリア人(偏見?笑)の曲

もう、あなたのことが好きで好きで、もう愛しまくってます

そんなことを伝えるために書かれた曲です、

堅苦しいちゃんとしたパガニーニカプリース21番の解説も一応見ておきましょう

アモローソープレスト イ長調 4/4拍子

短い序奏のあとで6度重音で訴えるようなメロディがアモローソ(愛らしく)イ長調 4/4拍子で出る。

このあとプレストととなり、16部音符の急速な上下行パッセージが弓を飛ばしながら出される。

MIDORI・PAGANINI 24 CAPRICES(解説は渡辺和彦さんが執筆)
ヨメ猫

プレスト(Presto)は〈きわめて速く, 急速に〉っていう意味

カプリース21番の前半部分・Amoroso(アモローソ)

パガニーニカプリース21番は2部構成になってて、

前半がAmoroso(アモローソ)、後半がPresto(プレスト)

まずは、前半のAmorosoアモローソから、

めっしー

Amorosoアモローソは〈愛情豊かに〉とか〈愛らしく〉という意味

前半のAmorosoアモローソはさっき説明した通りで、愛を歌う曲、

6度の重音の連続で、あまーいメロディーを作り上げます

パガニーニカプリース21番の楽譜(前半のAmorosoの部分)

G線のけっこう高いポジションで重音を弾くので、音程がなかなか、難しい・・・

めっしー

実際にAmorosアモローソoの部分を聞いてみよう

ヨメ猫

甘い、甘すぎるよ!(笑)

カプリース21番の後半部分・Presto(プレスト)

後半からはワンボウスタッカートがメインの曲

めっしー

ワンボウスタッカートは

パガニーニカプリース21番の後半部分(Presto)の楽譜

いかにもパガニニーニらしい超絶技巧の曲、

弓が縦横無尽じゅうおうむじんに跳ね回る

弓が生きているかのように弾けるようになるのが僕の目標

めっしー

実際にPrestoプレストの部分を聞いてみよう

ヨメ猫

ひゃーかっこいいねー

パガニーニカプリース 21番の弾き方【前半・Amoroso(アモローソ)】

めっしー

前半部分のAmorosoアモローソの弾き方について解説していくよ

音を長く、たっぷり歌う

Amorosoアモローソを弾くときに1番気を付けて欲しいことは、音をたっぷり、長く、っていうこと

イメージ的にはイタリア人の歌、

これでもかっていうぐらい、たっぷり歌う

楽譜にもconコン espressioneエスプレッシオーネって書いてます

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部分、con espressioneの場所を示している
めっしー

conコン espressioneエスプレッシオーネは〈表情豊かに〉という意味

具体的どうすれば、たっぷり歌えるかっていうと、

まずは音を伸ばすこと、

音をのばせるだけ長く弾く

もちろんテンポの範囲内で弾く必要はあるんだけども。

あと、はじめの音よりも後の音をたっぷり弾くとconコン espressioneエスプレッシオーネっぽくなる

次の音に向かう感じと言ったらわかりすいかな、

実際に弾いてみるとこんな感じ▽

たっぷり歌えば音程もあってくる

たっぷり歌うと自然と音程があってくる、そうできている曲です

歌えば自然と盛り上がるところは音程高くなるし、落ち着くところは自然と音程を落ち着いてくる

全体的に方向性をもった、まとまりをもった音程の流れになります

朗々ろうろうとした、澄んだ声で歌う

あと、気を付けて欲しいことが一点、

たっぷり歌って欲しいんだけど、弓は押し付けない、つぶれたジャミ声にならないように注意

イタリア人が朗々ろうろうと歌う感じ、声がんでホール全体にひびく感じで弾く

圧力はかけ過ぎず、一番楽器が鳴るところを探していこう

休符の前の音は声が続かなくて、たっぷり息を吸う感じ

たっぷり歌うのは音を弾いているときだけじゃない

休符もたっぷり感じる、

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、休符の感じ方について説明

休符は声がつづかなくて、つづかなくて、たっぷり息を吸うときみたいなイメージで

#(シャープ)を意識して

楽譜を見てると、時々#シャープが出てくる

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、#がついているとこをチェックしている

#シャープがでるところは、ちょっと意識しよう

カプリース21番だけじゃないんだけど、#シャープとから臨時記号が書かれているところは何か変化のあるところ

めちゃくちゃ強調するわけじゃないだけど、#シャープが付いたことを聞いている人にわかるように演奏する

めっしー

#シャープがついてるなーって意識するだけでも、演奏が変わるよ

8分音符と3連音符の違い

8部音符と3連音符の違いについては念のためチェックしておこう

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、8部音符と3連音符の違いについて記載

楽譜をちゃんと見ている人なら、んな書いてある通りじゃんって思うかもしれないけど、

ちゃんと楽譜を見ていなくて、CD聴いて耳コピしちゃうような人間(ぼくみたいな人)だと見逃す、というか見逃してレッスンで注意されました

1音1音、音をとらない、ある意味テキトーに

Amorosoアモローソに出てくる音階は、ある意味テキトーに弾くのがそれっぽくなるポイント

Amorosoアモローソにはちょくちょく音階がでてくる

例えばこんな感じ▽

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部分(E-durのスケール)

難しそうにみえるけど、よーく見るとE-Durの音階

こんな感じの音階を弾くときのポイントは真面目まじめに弾かないのがポイントです

1音1音、一つひとつずつ音をとるんじゃなくて、

くっつく、離れるの手の形を頭で整理してパラパラとって感じ、

レッスンでは『こういう音階はあんまりゆっくり弾くの意味ない』って言われました

ゆっくり音程取るのも大事なんだけど、ある程度の速さで弾くことも大切

テンポを上げるためにはどうしても効率的な弾き方しないといけないからね、

ゆっくり弾いたらパガニーニっぽくないし、いかに簡単そうに、

まあ、難しいんだけれども。

めっしー

音階の頂点の音程はバシッ決めれるように

テヌートはもっと特別な感情

テヌートが出てきたら、もう情熱を注ぎこもう

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、テヌートの弾き方の説明

一音一音にヴィブラートをかけてスペシャルな感じに気持ちを込める感じ

パガニーニカプリース21番の弾き方【後半・Presto(プレスト)】

めっしー

後半部分のPrestoの弾き方について解説していくよ

ややこしい部分は同じ指使いを探す

ややこしい部分は同じ指使いを探すっていうのが、後半のPrestoプレストをサラサラーって弾くためのポイント

後半のPrestoプレスト部分にはややこしそうな部分がでてくる、いかにも難しそう

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、ややこしそうな部分をピックアップ

難しそうなんだけど、落ち着いて指使いの法則を考えるとわかりやすくなる

ヨメ猫

落ち着いて指番号を書いてみる

パガニーニカプリース21番の楽譜の一部、同じ指使いを探すと弾きやすくなる
ヨメ猫

あれ、指使い一緒じゃね!?

パガニーニカプリースでよくあるパターン

音符は違えど、指使いはおんなじ

同じ指使いのところを理解すると弾きやすくなる

こっちも同じ指使いが繰り返しでてきてるね▽

パガニーニカプリース21の楽譜の一部、同じ指使いを探すとわかりやすくなる

ここは1323と1313の指使いだけで弾ける
1323と1313の指使いで音が上がっていくと考えるとわかりやすい

パガニーニカプリース21の楽譜の一部、同じ指使いを探すとわかりやすくなる

ここの部分もわかりにくそうなんだけど、
132と2(0)413っていう指使いが順番に来てるっているのを理解しておくと、わかりやすいね

ヨメ猫

ほんとや、かなりシンプルになった

めっしー

パガニーニカプリースには、音は違うんだけど指は同じっていうパターンは多い
難しそうなんだけど、どうやったらシンプルできるかって考えるのも、パガニーニカプリースを弾くための一つのポイント

ワンボウスタッカートの基礎練習

後半部分のPrestoプレストはワンボウスタッカートの連続なんですが、うまくいかないときはもう一回基礎から確認してみよう

ワンボウスタッカートの練習曲で、クロイツェルの4番目の曲をしっかり練習したと思います

クロイツェル42の練習曲より第4番の冒頭

ワンボウスタッカートの練習はアップで1音弾いて、ダウンで弓を5mmぐらいで戻して、アップで1音弾いて、ダウンで弓を5mmぐらい戻して・・・

って練習したと思います

ヨメ猫

前にそんな練習したわ

もう一度頭の整理だと思って、カプリース21番でも同じことをやってみよう

1音弾いて、弓を5mmぐらい戻して、1音弾いて、弓を5mmぐらい戻して・・・

そんな風に頭をゆっくり整理してあげれば、少しは上手くいくんじゃないかな

まとめ

この記事では、パガニーニカプリース21番がどんな曲なのか、どんな風に練習していけばいいのかについてお話しました

めっしー

この記事の内容を振り返ってみよう

この記事のまとめ
  • パガニーニカプリース21番は愛を表現する歌、イタリア人がネットリとした気持ちを歌った曲
  • 前半部分のAmorosoアモローソは6度の重音で奏でる甘いメロディー
  • Amorosoアモローソのメロディーを弾くときは音を長く、たっぷり弾くのがポイント
  • 後半部分のPrestoプレストはスタッカートで、弓が縦横無尽じゅうおうむじんに飛び回る曲
  • Prestoシンプルにはややこしそうな部分が出てくるんだけど、同じ指使いを探すとシンプルになる
ヨメ猫

よっしゃ、カプリース21番練習すっぞ

めっしー

さあて、甘い恋心を表現できるかな(ニヤッ

参考音源

ヨメ猫

パガニーニ・24のカプリースの、参考音源を載せておきますね

五嶋みどりさんのパガニーニ:カプリース

五嶋みどりさんのパガニーニカプリースが、一番のおススメCDです

五嶋みどりさんは日本を代表する天才ヴァイオリニスト

『日本人ヴァイオリニストの頂点=五嶋みどりさん』と言っても良いぐらい

このCD↓は五嶋みどりさん17歳の録音になります

10代とは思えないほどのテクニックはもちろん、音楽性がもう素晴らしい

めっしー

五嶋みどりさんの美音、そして芯のある音楽性を存分に味わえる一枚

created by Rinker
¥1,760 (2022/05/16 10:39:51時点 楽天市場調べ-詳細)

ユリア・フィッシャーさんのパガニーニ:24のカプリース

もう一つのおススメ音源は、ユリア・フィッシャーさんのパガニーニカプリースです

ユリア・フィッシャーさんの演奏は余裕すら感じる演奏

パガニーニのカプリースはショー的な要素が強くて、『俺はこんなにヴァイオリンが上手いんだ』ということ見せつける曲

でも、 ユリア・フィッシャーさんの演奏は『俺はこんなにヴァイオリンが上手いんだ』ということ見せずに、一音一音丁寧に演奏している印象でした

めっしー

派手さはない、けれどパガニーニの本当の美しさを知れる一枚

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この記事を書いた人

病的なあがり症×元パニック障害×アマオケ主席奏者/歌のテストで緊張しすぎて倒れ、保健室に搬送/小学校のリコーダーのテストで緊張のあまりリコーダーを落とした経験/なのにヴァイオリンを始める→プロを輩出する門下で学ぶ、ヴァイオリン大好き→緊張で人前で演奏できない→試行錯誤→本来の演奏ができつつある→さらに研究中(←今)/緊張で悩む演奏家のブログ【ヴァイオリンと緊張のためのソナタ】を運営/Twitterではあがり症に役立つ内容を発信(@messi_agarisyo)/めっしーの詳細なプロフィール記事はこちら/全米ヨガアライアンス200時間(RYT200)修了/JADP認定マインドフルネススペシャリスト/JADP認定スポーツメンタルトレーナー

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