パガニーニカプリースより第18番の弾き方【ヴァイオリンレッスンメモ】

この記事のまとめ

パガニーニ作曲の24のカプリース第18番について解説!

24のカプリース第18番ってどんな曲?

24のカプリース第18番を練習するときに、どんなことを注意すればいいのか?

こんな疑問に答えていきます

『パガニーニのカプリースを試しに弾いてみたい』

『レッスンでパガニーニのカプリースを練習してるけど、他の教室ではどんな指導を受けてるの?』

ヨメ猫

パガニーニのカプリースを弾いてみたい
けど、どんな風に練習すれば良いのかわからない・・・

こんにちは、超絶緊張しいヴァイオリニストのめっしーです

パガニーニ作曲の24のカプリースはヴァイオリンをやっていれば、いつかは弾いてみたい曲、憧れの曲ですよね

今回は24のカプリースから第18番についてお話します

24のカプリース第18番はどんな曲なのか?どんなことを注意して練習すればいいのか?

こんなことをお話していきます

今回の内容については、書籍も出版されているヴァイオリンのプロの先生から、直接教えていただいた内容をまとめています

信頼性は高いと思うので、パガニーニのカプリースを弾きたい、弾いているならぜひ参考にしてみてください

めっしー

それじゃあ行ってみよう

*今回レッスンで使用したパガニーニのカプリースの楽譜は、インターナショナル版のガラミアン編になります


目次

パガニーニ作曲 24のカプリース第18番ってどんな曲?

パガニーニ:24のカプリース
ヨメ猫

パガニーニ作曲の24のカプリース第18番ってどんな曲?

コレンテ;アレグロ ハ長調 6/8・4/4拍子

コレンテとはフランスの古い舞曲クーラントのこと。G線だけによる第一部と、スタッカートの3度の重音を多用する中間部から成る。

CD;パガニーニ カプリース 後藤みどり(ヴァイオリン)の曲解説より 渡辺和彦記
めっしー

言葉だけだと全然イメージできないと思うので、実際にカプリース第18番を聞いてみよう

パガニーニのカプリース第18番は、コレント(Corrente)とアレグロ(Allegro)の2部構成になっています

前半のコレント (Corrente) はG線のみで弾きます

G線のハイポジションが何度も出てくるので、G線だけでの音階をしっかりやっていないと太刀打ちできません

ちなみにコレント (Corrente) はフランスの古い舞曲のことです

舞曲ということからもわかるように、3拍子でリズミカルな音楽です

他のコレント (Corrente)の曲としては、バッハ作曲の無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の2曲目が コレント (Corrente) になります

バッハ作曲の無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番よりコレント (Corrente)を聞きたいならこちら▽

後半のアレグロ(Allegro)は3度の重音の嵐、です

重音苦手な僕は楽譜を静かに閉じたくなります。。(笑)

ヨメ猫

重音苦手。。。

めっしー

しっかり音階教本で3度の重音を練習してから、カプリース第18番を弾こう

そして、アレグロ(Allegro) は『愉快な、陽気な、はつらつとした』という意味

生き生きとした、明るい陽気な人を想像して演奏してみてください

パガニーニがどんな人だったのか知りたい、そんなときはこちらもチェック▽

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パガニーニ作曲 24のカプリース第18番の弾き方

めっしー

実際にカプリース第18番の弾き方について解説していくよ

*いろいろな弾き方があると思いますので、『もっとこんな弾き方が良い!』とか、『もっとここを気をつけたほうが良い!』などあれば教えてください、是非参考にさせていただきます

1小節目~16小節目(前半のコレントの部分)

1小節目から16小節目(前半のコレントの部分)はsul G(G線だけで弾く)の嵐です

ヨメ猫

G線のハイポジションとかほとんど使わないし、難しそう・・

めっしー

音階教本でG線のみの音階をしっかりやっておけば、そんなに怖くない

G線のみでポジション移動を駆使して弾きます

前半のコレント(Correnete)はホルン音をイメージして弾く、というのがポイントです

ホルンなんてほとんど聞いたことがない、そんなときは実際にホルンの音を聞いてみよう▽

そして、たくさん出てくるアクセントは手先ではなく、お腹で弾くイメージで弾いてください (上の図のオレンジ色の〇で囲んでいる部分)

ヨメ猫

ホルンはお腹に結構チカラが入らないと、音がでないよ

ホルンを吹くとき、お腹に結構力をいれないと吹けないらしい(ヨメ猫談)

ホルンはトランペットよりも管が長くて、音を出すためにはより楽器に呼吸を入れないといけない

ホルンは他の管楽器よりも、お腹にチカラを溜めて吹く必要がある

ホルンのような音を出したい、ホルンの音に近づけたいなら、ホルンを吹くようにお腹をしっかり保って、呼吸をお腹に入れてください

ホルンで発音するようなイメージでアクセント一つ一つに対して、お腹に息を入れてください

もう一つ気を付けるポイントは、拍を正確に弾く、という点です(上の図の緑色の〇で囲んでいる部分)

めっしー

四分音符の長さが長くなりすぎないように、気をつけよう

『1~16小節目(前半のコレント部分)』のまとめ
  • ホルンの音をイメージして弾く
  • ホルンの音を出すためにお腹に息をしっかりいれる
  • 拍を正確に弾く、特に四分音符は長すぎないように

17小節目~19小節目

17小節目からのアレグロ(Allegro)は3度の重音の嵐です

ヨメ猫

重音やだー(笑)

アレグロ(Allegro)からは、スタッカートを弾くときに16分音符の間をしっかり離して弾く、というのがポイントです(上の図の緑色

16分音符の間が空くと、空いた時間で左手を準備する時間が取れるので、重音の難易度が下がります

そして、 アレグロ(Allegro) にはスラーで弾いてからスタッカートに移る音形がたくさんでてきます(上の図の青色

スラーとスタッカートの差は、しっかり意識してつけてください

スラーは歌うように、スタッカートは16分音符の間をしっかり空けることで、メリハリがついてより音楽的な演奏になります

めっしー

スラーはレガートに美しく弾こう

18小節目から出てくる4thポジションのド・ミから6thのポジションのド・ミに移動をするときは、4thポジションでチカラを溜めてから移動するイメージをもってください(上の図のオレンジ色

ポジション移動後の高いド、ミの音(6thポジション)にはテヌートがついていますので、協調して弾いてください

ポジション移動後の高いド、ミの音(6thポジション) は頂点の音なので、楽器をしっかり鳴らしましょう

ヨメ猫

頂点の音は重音の音程が当たるか不安だけど、たっぷり弾けるようになりたいな

『17小節目~19小節目』のまとめ
  • スタッカートを弾くときは、16分音符の間をしっかり離して弾く
  • スラーとスタッカートの差をしっかり意識する
  • 大きなポジション移動があるときは、低いポジションでチカラをためてから高いポジションに移るイメージ
  • 頂点の音は楽器をしっかり鳴らすイメージで

21小節目~23小節目

21小節目から23小節目は、臨時記号がついています(上の図のオレンジ色の〇で囲んでいるところ)

シャープやナチュラルの音は、ほんの少し意識して大きめに弾いてみてください

調性が変わったということを、聴いている人にわかるように弾いてみてください

めっしー

臨時記号は、ほんの少し強調して弾く

25小節目~26小節目

25小節から26小節目は、クレッシェンドをしっかりつけてください(上の図のオレンジ色の〇で囲んでいるところ)

そして、26小節目の3拍目のソ・シの音でチカラを溜めてから、ポジションの高いシ・レに飛ぶというイメージで練習します(上の図の緑色の〇で囲んでいるところで、チカラを溜めます)

跳び箱を飛ぶイメージに似ています

クレッシェンドが助走、 3拍目のソ・シの音が踏み台で、 高いシ・レが跳び箱の上、

そんなイメージで弾いてみてください

ヨメ猫

クレッシェンドは自然にポジション移動をするための工夫なんだね

めっしー

クレッシェンドがなかったら、助走がないので大きなポジション移動がしにくい

32小節目

32小節目も25小節目から26と同じように、クレッシェンドをしっかりつけてください

クレッシェンドをつけることで、続く4和音が生きてきます

ヨメ猫

基本的な考え方として、楽譜に書いてあるクレッシェンドとか、スタッカートを楽譜通りに弾くっていうのがポイントなんだね

めっしー

今回取り上げたガラミアン編のパガニーニカプリースの楽譜は、楽譜通りに弾くと、より自然に楽に弾けるように工夫されている

まとめ

この記事ではパガニーニ作曲24のカプリース第18番がどんな曲なのか?、そして何を考えて練習すれば良いかについてお話してきました

めっしー

この記事の内容について振り返ってみよう

この記事のまとめ
  • 1小節目~16小節目(前半のCorrenteの部分)はsul G(G線だけ弾く)のオンパレード、ホルンの音をイメージして、お腹にしっかり息を入れる
  • 17小節目から(後半のAllegroの部分)は3度のオンパレード、スタッカートを弾くときに16分音符の間をしっかり空けることで、重音を弾く難易度は下がる
  • 17小節目から(後半のAllegroの部分)出てくる、スラーとスタッカートは意識して弾き分ける
  • ポジション移動をするときは、ポジション移動をする前の音でチカラを溜めてから、ポジション移動をするイメージで
  • 21小節目~23小節目に出てくるような、臨時記号のついた音はほんの少し強調する
  • クレッシェンドは楽譜通りに弾く、クレッシェンドは自然に、楽に弾くための工夫

先生よっては全然教えていただくポイントが違ったり、考え方が違うっていう場合もあるとは思いますので、一つの参考にしていただけば、と思います

パガニーニ・24のカプリースは難しそうだけど、自然に楽に弾けるようにできています

パガニーニ・24のカプリースを通して、ヴァイオリンをどうやったら自然に、そして楽に弾けるを学ぶことができます

めっしー

パガニーニ・24のカプリースを弾こう
どうやったら自然に弾けるかを教えてくれる曲

参考音源

ヨメ猫

パガニーニ・24のカプリースの、参考音源を載せておきますね

五嶋みどりさんのパガニーニ:カプリース

五嶋みどりさんのパガニーニカプリースが、一番のおススメCDです

五嶋みどりさんは日本を代表する天才ヴァイオリニストです

『日本人ヴァイオリニストの頂点=五嶋みどりさん』と言っても良いぐらい

このCD↓は五嶋みどりさん17歳の録音になります

10代とは思えないほどのテクニックはもちろん、音楽性がもう素晴らしい

めっしー

五嶋みどりさんの美音、そして芯のある音楽性を存分に味わえる一枚


ユリア・フィッシャーさんのパガニーニ:24のカプリース

もう一つのおススメ音源は、ユリア・フィッシャーさんのパガニーニカプリースです

ユリア・フィッシャーさんの演奏は余裕すら感じる演奏です

パガニーニのカプリースはショー的な要素が強くて、『俺はこんなにヴァイオリンが上手いんだ』ということ見せつける曲

でも、 ユリア・フィッシャーさんの演奏は『俺はこんなにヴァイオリンが上手いんだ』ということ見せずに、一音一音丁寧に演奏している印象でした

めっしー

派手さはない、けれどパガニーニの本当の美しさを知れる一枚


緊張・アガリに本気で悩んでいるあなたへ

音楽家にとって緊張・アガリはとてもツライですよね

『緊張・アガリのせいで音楽が楽しめない』

そう感じているなら、参考にしてみてください

呼吸を考えることは緊張・アガリをコントロールする第一歩

呼吸を考えることが緊張・アガリをコントロールするための第一歩です

呼吸を制するものは、緊張・アガリを制する

こう断言します

正しい呼吸を身に着けるのに一番良いのが『ヨガ』です

『ヨガ』では呼吸をとても大切にします

『ヨガ』を通じて深い、ゆったりとした呼吸を身に着けることができる

深い、ゆったりとした呼吸を身に着ければ、本番で緊張・アガリをコントロールすることができる

『演奏会の本番になると頭が真っ白、緊張しすぎて、まともな音もでない』

こう真剣に悩んでいて緊張・アガリを本気でコントロールしたいなら、ヨガを選択肢の一つに入れてみてください

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もっと緊張・アガリをコントロールできるように、毎日ヨガをしてる

体と心はつながっている

体と心はつながっている

体がバランスを崩せば、心のバランスも崩れます

特に体のバランスで考えて欲しいことは『姿勢』です

『姿勢』が悪ければ、心の状態も悪くなる

『姿勢』が悪ければ、心が不安になって緊張・アガリにつながっていきます

『演奏会になると手が震えすぎ自分の実力が発揮できない、練習しても意味ないんじゃないか』

本気でこう感じているなら姿勢改善から緊張・アガリと向き合ってみるのはいかがでしょうか

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めっしー

心と体はつながっている

ヨメ猫

体が整えば、自然と心も整うよ

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この記事を書いた人

病的なあがり症×元パニック障害×アマオケ主席奏者/歌のテストで緊張しすぎて倒れ、保健室に搬送/小学校のリコーダーのテストで緊張のあまりリコーダーを落とした経験/なのにヴァイオリンを始める→プロを輩出する門下で学ぶ、ヴァイオリン大好き→緊張で人前で演奏できない→試行錯誤→本来の演奏ができつつある→さらに研究中(←今)/緊張で悩む演奏家のブログ【ヴァイオリンと緊張のためのソナタ】を運営/Twitterではあがり症に役立つ内容を発信(@messi_agarisyo)/めっしーの詳細なプロフィール記事はこちら

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